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JR東日本スタートアップ、ヘラルボニーと資本業務提携
~SDGsの達成とサスティナブルな社会の実現に向けたさらなる連携 ~

 JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:柴田裕、以下「JR東日本スタートアップ」)は、日本全国の主に知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、2,000点以上のアートデータを軸とした作品のプロダクト化などを通じて社会変革を目指す株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:松田崇弥、以下「ヘラルボニー」)のシリーズAラウンドに参画しました。今回の資本業務提携により、従来から取り組んできた障害を持った方にも活躍の場が広がる豊かな社会、持続可能なまちづくりの実現に向けた連携をさらに強化していきます。

◆SDGsの達成と社会変革に向けた新たな価値創出
 現在、東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:深澤 祐二、以下「JR東日本」)とJR東日本スタートアップは、駅・鉄道やSuica等、JR東日本グループの経営資源を活用し、革新的な技術やアイデアを持つスタートアップ企業との連携を通じたイノベーションの社会実装に挑戦しており、ヘラルボニーは、福祉を起点に新たな文化を創ることを目指し、日本全国の主に知的障害のある作家とライセンス契約を結び、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開しています。
 これまでもJR東日本グループとヘラルボニーは、「駅」や「鉄道」を活用し、社会全体のSDGsへの参画意欲醸成を促す数々のプロジェクトを実施してきました。今後は、さらなる活動領域の拡大と共に、福祉・アート・まちづくりを組み合わせた新たな価値創出によるサスティナブルな社会の実現を目指していきます。

◆JR東日本グループとヘラルボニーのこれまでの協業
 駅や建設工事現場等を「ステーションミュージアム」としてラッピングし、魅力あるまちづくりに貢献するとともに、主に知的障害のあるアーティストの作品を再利用可能な素材を活用して展示し、展示後のプロダクト販売でアップサイクル(価値を付加した再循環)を実現しました。身近な「駅」や「鉄道」をきっかけに、SDGsの達成に向けた取組みへの理解や参画意欲の醸成を促した点、障害のあるアーティストの芸術活動と所得向上を推進した点などが高く評価され、本年2月にはオープンイノベーションの優れたロールモデルを称える「第3回 日本オープンイノベーション大賞」において「環境大臣賞」を受賞しました。 



高輪ゲートウェイ駅前特設イベント会場の展示風景
(2020年7月~9月実施)
アップサイクルされたトートバッグ

【代表者コメント】
JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田裕
 ステーションミュージアム、アップサイクルバッグ、アートラッピング列車…。彼らと出会ってから次々と新しい共創が生まれています。何故こんなに?松田兄弟の企画力はもちろん、やはり異彩を放つ作者のパワーがものすごいこと、そして共感する人がたくさんいることが理由なのでしょう。私もその一人です。障害があることが障害じゃない社会をつくりましょう。異彩を放て、ヘラルボニー!これからも応援します。

株式会社ヘラルボニー 代表取締役社長 松田崇弥
 福祉やアートは、「私には関係ない」と遠ざけられがちです。駅舎という日常のインフラがアートというフィルターを通じて障害のある人との出会いを作れる場所に変わったとき、社会が緩やかに前進し彼らの生き方そのものが根本的に変わっていくかもしれません。私たちが世の中に伝えていきたいのは、障害は欠落ではないという思想です。JR東日本グループ様と「まちづくりから障害のイメージを変容」していくことを体現してまいります。

プレスリリース

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