JR東日本スタートアップとHmcommが資本業務提携を締結 「音×AI」を使った鉄道事業の異音検知の実現に向けて連携
JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:柴田 裕、以下「JR東日本スタートアップ」)と、ディープラーニングを用いた“音声認識処理、自然言語解析処理を用いたプラットフォーム(以下「Vシリーズ」)”と“異音検知解析処理を用いたプラットフォーム(以下「FAST-D」)”を展開するHmcomm株式会社(本社:東京都港区 代表取締役CEO 三本幸司、以下「Hmcomm」)は、資本業務提携を締結しました。
Hmcommの各種プラットフォームと連携して、従来、人間の五感に頼っていた車両や線路などの鉄道事業のアセットにおける不具合判断を、異音の観点からシステム化による定量的な支援を可能にし、JR東日本の掲げる「安心・安全」の実現を目指します。
【安心・安全の実現に向けて】
JR東日本グループでは「技術革新中長期ビジョン」の下、「モビリティ革命」を実現するために、IoT・AI・ビッグデータを活用して新たな価値を生み出すために様々な取り組みを行っています。
Hmcommは、「国立研究開発法人産業技術総合研究所」発のベンチャー企業として、『音から価値を見出し 社会を変革し 社会に貢献する』という企業理念のもと、ディープラーニングによる音声認識処理技術により、要素技術の研究/開発、ソリューション/サービスを提供しています。
今回の連携により、車両や線路などの鉄道事業のアセットにおける不具合判断を異音の観点から、事故などの予兆を捉え、また経験知では導けないリスクを掘り起こし、先取りした対策を進めていきます。今後もJR東日本グループおよびHmcommは、両社の資産、サービス、技術の連携により、さらなる「安心・安全」実現に向けて協業していきます。
【「Vシリーズ」「FAST-D」 】とは
Vシリーズは、音声認識・自然言語処理ソリューションのプラットフォームです。コンタクトセンターAI化を実現する「VContact」、AI音声自動応答ツール「Terry」、AI業務日報・報告書作成ツール「VCRM」など、様々なビジネスシーンにおいて、音を使った業務効率化や働き方改革の実現に向けて注目されています。
FAST-D(Flexible Anomaly Sound Training and Detection)とは、AIによる異音検知によりあらゆるリスクを低減する異音検知プラットフォームサービスです。音の特徴量を抽出し機械学習技法による解析する技術がベースであり、非言語音全般の解析に対応しています。例えば、機械や動物、建築物などから発する異音を検知し、対象物の破損・故障・不具合等の兆候を早期に把握することが可能となります。
【Hmcomm株式会社】とは
会 社 名:Hmcomm株式会社
本 社:東京都東港区芝大門2-11-1 富士ビル 2階
代 表 者:代表取締役CEO 三本 幸司
設 立:2012年7月
所 在 地:<本社>東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル2階
<VContactセンターラボ>東京都港区芝大門2-6-8 中島ビル3階
<熊本AIラボ>熊本県熊本市中央区桜町1番25号The Company熊本1階
主な事業内容:産総研発のベンチャー企業として、産総研独自の音声処理技術を基盤とした
要素技術の研究/開発、ソリューション/サービスの提供を行っております。
音声処理プラットフォーム「The Voice」と異音検知プラットフォーム「FAST-D」を
基盤とし、「音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」
を理念としています。
U R L:https://hmcom.co.jp/
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